読書感想『ソウル・コレクター』 
ソウル・コレクターソウル・コレクター
(2009/10/29)
ジェフリー・ディーヴァー

商品詳細を見る

<リンカーン・ライムシリーズ>第8弾。
リンカーン・ライムの従兄弟、アーサーが、殺人容疑で逮捕された。
アーサーは一貫して容疑を否認。
アーサーの妻の依頼を受けて証拠物件などを調べたライムは、違和感を抱く。
証拠が揃いすぎている・・・。何者かによって陥れられたのではないか?
調べてみると、過去に似たような事件が2件起こっていることが判明。
ライムは、アメリア・サックスら、いつものメンバーと捜査を開始する・・・


今回も、ハラハラ、ドキドキの展開で、とても面白かったです。
厳密に管理されているはずの個人情報が、何者かに悪用されたり、書き換えられたり。
今の時代、現実に起こりうることだと思うと、空恐ろしくなります。
読んでいて、ちょっと古いけど、サンドラ・ブロック主演の『ザ・インターネット』という映画を連想したりしました。
そして、後半は、例によって例のごとく、手に汗握る展開が。
あぁ、プラスキーが!?トムが!?と、ハラハラしてしまいます。うまいよなぁ。。。

冒頭からちょくちょく挿入される、イギリスとの合同捜査、これって何なんだ、本筋と関係あるのか?と思って読んでいたら、最後に「なるほど!」なオチが。さすが・・・次回への伏線かな。

この度は、ライムの学生時代のこと、従兄弟との確執などが語られます。
その確執を乗り越えた、ラストの穏やかさが、いいです。



そうそう、グリムスちゃんが大人の木になりました!

グリムス大人の木

結構日にちかかったな・・・(^^;ゞ

スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2010/07/15 16:42 】 | 本だな ミステリー | コメント(5) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想『イニシエーション・ラブ』
『イニシエーション・ラブ』
乾 くるみ     原書房
イニシエーション・ラブ

ピンチヒッターで出席した合コンで、僕はマユと出会い、二人はつきあい始めるのだが…


恋愛小説を読まない私が、このいかにも~なタイトルの本を、二度も「読みたい本リスト」に載せていたんで、一体何が気になったのか、と読んでみました。
延々続く恋愛模様・・・しかも、『男女7人夏物語』なんていう往年のドラマ(私は観てなかったんだが)が小道具として登場し、この話、年代としては、一昔、いや二昔くらい前の80年代が舞台。
アラフォー世代にとっては、「なつかし~」と感じる部分もあるかと思います。私はあんまり感慨がなかったけどもね(^^;)
で、恋愛の話がずーっと続くので、「うーん、私のアンテナの何に引っかかったのだろう?」と思いつつ、我慢して読んでたら・・・最後の2ページで、なるほど!と納得。
意表をつくラストでした。
最後まで読んで、再読すると、別の読み方ができて面白いです。
けど、恋愛小説に興味のない人間には、1回目を読むのがしんどかった・・・

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2010/02/24 15:30 】 | 本だな ミステリー | コメント(3) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『ストロベリーナイト』
『ストロベリーナイト』
誉田哲也     光文社文庫
ストロベリーナイト

溜池近くの植え込みで、ビニールシートに包まれた遺体が発見された。遺体にはリンチを受けたような跡があり、腹が割かれていた。
警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子が事件解決に挑む。


「読みたい本リスト」に載っていた、ということは、書評で評判がよかったか、新聞広告で興味を持ったか、のどちらかだったと思うんですが…。
確かに、キャラは立ってます。姫川しかり、井岡しかり、ガンテツしかり…
感動するシーンもあります。姫川が警察官になるきっかけとなった女性刑事のことなど、涙するシーンもあるんです。
なのに、何故か「あ~、面白かった!」とは思えませんでした(^^;ゞ
かなりエグイ描写がたくさんあって辟易した、というのもありますが、警察内部をリアルに描くドラマや小説が増えてきた中で、これは、全体的に軽くて、底が浅い感じ。“読み応え”というものがありません。
ちょっと物足りない感じです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/12/17 14:34 】 | 本だな ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『チーム・バチスタの栄光』
『チーム・バチスタの栄光』上
海堂 尊       宝島社文庫
チーバチ1チーバチ1


東城大学医学部付属病院の天才外科医、桐生恭一が率いるチーム・バチスタは、心臓のバチスタ手術専門チーム。しかし、3例立て続けに術中死が発生する。バチスタ手術自体が成功率の高いものではないのだが、病院長の高階は、万年講師で不定愁訴外来の田口医師に調査を命じる…



「このミス」大賞を受賞し、映画化され、ドラマ化もされた話題作、ようやっと読みました。
これも、図書館ではなかなか借りられず、痺れを切らした夫が古本屋で購入した次第。
いつか読むから、と、本を楽しむために映画もドラマも観なかったという徹底振り、我ながら変なヤツかも(笑)

で、医療を扱ったミステリーということで、医療の問題提起などが根底にあるのだろうと、硬い文章を勝手に想像していたので、本の紹介にある“メディカル・エンターテインメント”という言葉に違和感を持っていたのですが、読んでみてびっくり、そして納得。
なんという軽い―もとい軽妙な文章。(けなしてるんじゃないですよ)
おかげでとても読みやすかったですが。(「ガテン系の外科体質」ってどんなんやねん…)
映画やドラマで田口&白鳥コンビを演じている俳優さんは知っていたので、原作とのイメージの違いにもびっくり。。。
それはともかく、内容は、さくさく読めて面白かったです。それなりに医療用語も出てきますが、難しすぎてお手上げ~になることはありません。
あまり医療の問題を鋭く抉るという感じではないので、読み応えという点ではちょっと物足りなさも残ります。
田口と白鳥、高階病院長のキャラクターで読ませる感じかな。あと、犯人は誰かってことと。
ただ、聖職と言われる職業の人たち(教師や警察官)が罪を犯す昨今、人の命を預かる医者が罪を犯さない補償はないわけで、そう考えると、空恐ろしくなりました。
本の中に出てくる「医者も壊れる」という言葉が怖いです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/03/11 15:57 】 | 本だな ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『容疑者Xの献身』
『容疑者Xの献身』
東野 圭吾     文春文庫


天才数学者でありながら、高校の数学教師をしている石神は、一人娘と暮らす隣人の花岡靖子に密かな想いを抱いていた。その母娘が元夫を殺してしまったことを知った石神は、二人を救うべく、完全犯罪を企てる。
彼のたった一つの誤算は、大学時代の友人、湯川学が訪ねてきたことだった・・・

直木賞受賞や映画化で話題の小説を、ようやく読みました。
東野さんの推理小説は、今まで何冊か読んだことがあるのですが、読んでいる途中は面白いのに、ラストになると、何かしっくり来ないというか、戸惑ってしまうというか・・・で、読後、晴れ晴れと「あ~面白かった!!」と言えるモノに出会ったことがないのです。(読んだ本が悪かったのか、私の感覚がヘンなのか(^^;ゞ)
ということで、この本も、ちょっと恐々読んでいました。
が、今回は素直に感動!「面白かった」と言うより「う~む、そうかぁ…」って感じです。
多少引っかかる点もあります。見事なトリックではあるのですが、命を何だと思ってるんだ!って。
けれど、最後の数ページ、読んでちょっと涙がにじんでしまいました。
映画がどんな風に味付けされているのか、観てみたいな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/25 15:31 】 | 本だな ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム | 次ページ