読書感想『阪急電車』
阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)
(2010/08/05)
有川 浩

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阪急今津線――片道15分の電車を舞台に繰り広げられる人間模様。


妹がよかった!と言っていたので、上京した折、借りてきました(^ー^)
帰りの新幹線&スーパーはくとの中で読んだんだけど、不覚にも泣いてしまってですね・・・、隣に人が座ってなくてよかった(^^;)

私は、阪急電車をほとんど利用したことがないので、登場する駅名にも思い入れなどはないのですが、知っている人にはまた一種違った感慨があるかもしれませんね。

物語は、阪急今津線の駅名をタイトルに、登場人物たちが少しずつ交錯していく短編連作。
「ちょっとうまく行き過ぎちゃう?」な感じはありますが、まぁ、おとぎ話として楽しめばいいんでないかと。
読後には、爽快感があるし、ほのぼのした気持ちにもなります。
さくっと読めて、おススメです。



そうだ、グリムスが大人の樹になりました♪
グリムス 大人の樹
星の寄せ集めみたいな樹で、願い事がたくさん叶うような気がする(笑)
たくさんの人に希望を届けてね!
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【2011/06/23 22:02 】 | 本だな その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『武侠小説の巨人 金庸の世界』
『武侠小説の巨人 金庸の世界』
監修:岡崎由美     徳間書店
金庸の世界

武侠小説の大家 金庸の作品の魅力と、金庸作品を原作とした武侠映画の魅力について語った本


図書館で見かけて、思わず借りてしまいました(^^;)
金庸のことを全く知らない人向け、というより(そもそも、そんな人はこの本を借りないでしょうけど(^^;ゞ)、映像や小説などで少しでも金庸作品に触れたことがある人向け。
こんな世界があったんだ~と武侠世界の入り口に立った人は、背中を押されて、より奥の世界へ導かれること必定です(笑)
ディープにはまっている人も読んでいて楽しいと思います。

私はどっちかと言うとまだまだ入り口に近いところにいるので、読んでいて「なるほど」と思うことや「そうそう」と思うことなどがあり、いろんな発見があって面白かったです。
特に、金庸作品は何回となく映像化されているとのことで、いろんな人がこんな役、あんな役を演じていて(周潤發(チョウ・ユンファ)が令狐冲を演じてたのね~とか、劉徳華(アンディ・ラウ)が楊過を演じてたのね~とか、梁朝偉(トニー・レオン)が張無忌を演じてたのね~とか)、掲載写真に時代を感じちゃったりもして、それもまた楽し(笑)
紹介されている映画をぜひとも観たくなります。
レンタル店で探してるんだけど、ないんだよな~(_ _;)

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【2009/09/30 15:07 】 | 本だな その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『中国の五大小説』上・下
『中国の五大小説』(上) 三国志演義・西遊記
『中国の五大小説』(下) 水滸伝・金瓶梅・紅楼夢
井波 律子      岩波新書
中国の五大小説・上中国の五大小説・下

中国の五大白話長篇小説の物語世界を、それぞれ具体的にたどりながら、
「語られたもの」から「書かれたもの」へと移行し、
「面白い物語」から「精緻な小説」へと精度を高めていった中国小説史の流れを
とらえかえしたもの。


新聞の書評を読んで面白そうだったので、図書館で借りてみました。
この五大小説の中で、私が読んだことがあるのは、「三国志演義」のみ。
「西遊記」は子供向けの話しか読んでませんし、「水滸伝」は吉川本を読もうとして途中で挫折、「金瓶梅」「紅楼夢」に至っては、女の人がいっぱい出てくる話でしょ?って感じで、興味もなかったくらい…(^^;)
どの物語も、あらすじを丹念に追いながら、平易な言葉で解釈してくれていて、その解釈が鋭いツッコミになっている部分もあり、なかなか~いや、かなり面白かったです。
読後は、確かに、五大小説を読んでみようかな、という気になります。

特に印象深かったのは、「西遊記」の、三蔵法師と猪八戒の類似性についての考察。
三蔵法師といえば、何かこう高貴なイメージがありますが、“常に「腹が減った」だのぶちぶち文句を言っている”お方だそうで、「えぇ~、そうなの?」って感じです。
この意外性だけでも、「西遊記」を読んでみたい、と思った私(笑)
あとは、「紅楼夢」かな。中国では「紅迷」という熱烈なファン(う~ん、ファンっていうのは語弊があるような…。マニア?フリーク?)がいるほどだとか。
あぁ、読みたい本がどんどん溜まっていく……

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【2009/08/11 16:51 】 | 本だな その他 | コメント(4) | トラックバック(1) | page top↑
読書感想 『ビロードのうさぎ』
『ビロードのうさぎ』
文:マージェリィ・W・ビアンコ    絵、抄訳:酒井駒子    ブロンズ新社
ビロードのうさぎ

クリスマスプレゼントとして一人の男の子の元へやってきたビロードのうさぎ。
うさぎは、子ども部屋のおもちゃたちの中で一番古くてかしこいうまから
「子どもに愛されると“ほんもの”になれるんだ」と教えてもらう。
やがて、ビロードのうさぎは男の子にとって大切な友だちになり…



知らなかったんですが、『ビロードのうさぎ』というお話は、1922年(!)に書かれた古典的名作で、いしいももこさん始めいろんな方が翻訳されている、とても有名なお話なんですね。
私は、この絵本が初見です。
暇つぶしに出かけた本屋さんで(ははは(^^;ゞ)、『くまとやまねこ』(読書感想はこちら)の横に平積みされていたのが気になり、酒井駒子さんの絵だ~♪と、何気なく手にとって読んでみたら……
「しまった」と思いました。
というのは、最後の方は、涙をこらえ、洟をすすらなきゃならなかったから。
とっても素敵な心温まるお話です。
酒井駒子さんの絵は一見地味なんですが、雰囲気があって、あっという間に物語の世界に引き込まれます。
うさぎの切ない気持ちが画面からあふれてきて、つい涙が……
そして、最後には奇跡が起こります。
小さいお子さんに、ぜひ!
そして、大人の方にも、もちろん、オススメです。

この本は抄訳ということなので、今度は、いしいももこさん翻訳の絵本を読んでみたいですね。

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【2009/06/10 16:12 】 | 本だな その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『彼方なる歌に耳を澄ませよ』
久しぶりの読書感想です(^^;)
本を読んでなかったわけじゃないんだけど…
(と、言い訳しておこう・苦笑)

『彼方なる歌に耳を澄ませよ』
アリステア・マクラウド        新潮社クレストブックス
彼方なる

18世紀末、スコットランドからカナダの東端、ケープ・ブレトンに移住したキャラムの一族。
彼らはハイランダーの誇りを失わず、自分たちの文化を守りながら、その地に根を下ろしていく。
その血を受け継ぐ「私」は、遠く離れた街に住む兄を訪ねながら、一族の過去に思いを馳せる・・・



現在(兄を訪ねる)と過去(記憶)を交錯させながら物語は進みます。
「私」によって淡々と語られる祖父母や兄妹たちとの思い出の記憶――
そこに感じられるのは、家族への深い想いです。
言葉で上手く表現できないんですが、静謐な文章の中に温かみが感じられ、読後は、何だかとってもしみじみとしてしまうのです。

それに、登場する動物たちがまたいじらしいというか心揺さぶられるというか…
特に印象深いのは、頑張りすぎちゃう情の深い犬。これが・・・!
語る度、ぐっとくるというおじいちゃんならずとも、ぐっと来ます。

すごく感動した~!というものではないですが、しみじみとよかったなぁと思える本です。
何回となく読み返したくなるような。
オススメです。

ただ、スコットランドの歴史を知っていると、もっと読みやすかっただろうと思います。
もし、興味を持たれて読んでみようかな、という方がいらっしゃったら、まず、あとがきのスコットランドの歴史を解説してくれた部分を先に読み、それから本編を読み始めるのがいいと思います。

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【2009/06/03 15:49 】 | 本だな その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
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