読書感想 『コロボックル絵物語』
大好きな『コロボックル物語』の新刊が発売される!書き手は、あの有川浩さん!
という情報を得て、「えぇっ!?Σ(゚Д゚ノ)ノ」と吃驚。
コロボックル物語は終わったんじゃなかったのか、いやいや、それよりなにより、佐藤さとるさん以外に書けるのかぃ!しかも有川浩さん!?好きな作家さんではあるけど、どうなの?と思っていたら・・・
あれこれ調べてみると、その佐藤さとるさんが、有川浩さんに「続きを書いてみないかい」と直々に打診された、とのこと。
これは安心して読めるに違いない、と確信に変わりました。
タイトルは『だれもが知ってる小さな国』。10月28日発売だそうです。

でも、その前に。
すでに、有川さん、掌編を発表されていたのですねぇ(^^;)
今から思えば、密林さんからおススメメールが来てた気がしますが、著者名まで確認もせず、今までのコロボックルシリーズの総集編みたいなものかと、完全スルーしてました(;^ω^A


てなわけで、本屋さんで買ってきました~。

読後感は、一言で言って「懐かしい」です(笑)
主人公の女の子が『だれも知らない小さな国』を読むシーンでは、劇中劇のように、その物語が蘇り、主人公と一緒になって物語を読んでいるような(読み返しているような)気分になります。
挿絵もお馴染み、村上勉さんで、当時の挿絵がそのまま再現されてるものだから、好きな人間にはたまらなく懐かしいのです。

コロボックルシリーズを読み返したくなって本棚から『だれも知らない小さな国』を取り出したら、文庫本なんだけど、昔の本なもんで、活字が小さいの!
今の文庫本て、活字が大きかったんだなぁ、と妙なことに時代の流れを感じました(^^;)

それはともかく、有川さんの新コロボックル物語、期待できると思います(^^♪


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【2015/10/23 17:25 】 | 本だな SF、ファンタジー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 自衛隊三部作『塩の街』『空の中』『海の底』
塩の街 (角川文庫)塩の街 (角川文庫)
(2010/01/23)
有川 浩

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空の中 (角川文庫)空の中 (角川文庫)
(2008/06/25)
有川 浩

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海の底 (角川文庫)海の底 (角川文庫)
(2009/04/25)
有川 浩

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きっかけは、ドラマ『空飛ぶ広報室』でした。
途中からしか見てなかったんだけれど、それも、友だちと美保航空際に行った後から見始めて(そのとき既にドラマは後半に突入してましたが…(^_^;ゞ 見始めたきっかけも、その友だちの「原作はちゃんと震災後の松島基地を取材してから書き上げたらしい」という高評価を聞いたためで)、ドラマが予想以上に面白くって、原作を読んでみたい、と思ったのでした。
何となく、妹が有川浩の本を持っているようだったので聞いてみたら、手持ちの有川浩の本を全て貸してくれました。文庫化されたものだけだったので、肝心の『空飛ぶ広報室』はなかったんだけれど(笑)


この三作品は、“自衛隊三部作”と称され、『塩の街』は陸上自衛隊、『空の中』は航空自衛隊、『海の底』は海上自衛隊が題材となっています。
が、読んで吃驚、まさか、こんなSF設定だったとは!!(^▽^;)
いや、『図書館戦争』を書いた人だっていう認識はあったんですよ、でも、『空飛ぶ広報室』が現実路線だし、その延長で普通の(普通っていうのもヘンだけど)小説だと思い込んでました。
『塩の街』を読み進めて、「あ、あれ!?」てな具合で…(^_^;ゞ
元来SFは嫌いじゃない(むしろ好き)な分野なんでよいんですけどね、意表を突かれて驚いた訳です。

どれもこれも奇想天外ではありますが、その中で繰り広げられる人間ドラマは感動的で、SF設定に拒絶反応さえなければ、オススメです。
また、自衛隊が題材だから、と硬派なものを期待すると、それも肩透かしを食らいます。
恋愛モノなので(笑)


この三部作の中で、一番好きなのは『塩の街』かな。
でも、心動かされる言葉が多かったのは『空の中』。ここに出てくるじいちゃんがすごくいいの。
三部作とはいえ、自衛隊が絡んでるということ以外共通項はありません。共通した登場人物はいないし、それぞれ独立した作品なので、それぞれに楽しめます。


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【2013/10/17 22:19 】 | 本だな SF、ファンタジー | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『おそろし 三島屋変調百物語事始』
昨日の夜から明け方にかけて雨が降り、その後晴れているからか、今日は何だか蒸し暑いです。
彼岸を過ぎて秋らしくなったかと思ったら・・・。もう10月なのになぁ。


さて、久しぶりの読書感想です。

おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
(2008/07/30)
宮部 みゆき

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人様からお借りしている本があるので、そちらを先に読まなきゃならないんですが、書評だったか新聞広告だったかでちょっと気になってたこの本が、運よく図書館で借りられたもので・・・
図書館の蔵書には、新人物往来社から出版されたものと角川書店から出版されたものの2種類があるのですが、新人物往来社の方は18件もの予約待ち、ところが、角川書店の方は貸し出し中ではあるものの予約なし、という妙な事態になっていることに気づきまして、こりゃ、ラッキー!とばかり、角川書店の方に予約を入れて、早々に借りてきたってわけです。
こういうのって、タイミングが大事ですもんね。

神田三島町の一角にある袋物屋、三島屋の主人 伊兵衛は、事情あって長兄の娘 おちかを預かっていた。
おちかは人と交わることを嫌がり、三島屋から一歩も外へ出ず、女中仕事に精を出していたのだが、ある日、主人に代わって来客の相手をすることになり、ひょんなことから、客が語る不思議な話に耳を傾ける。
このコトに端を発して、おちかは、「黒白の間」と名付けられた三島屋の一室で、不思議話を持ち寄る来客の相手をすることになって・・・


実家で起こったある事件のために心を閉ざしてしまった おちか が、「黒白の間」に持ち込まれた不思議話に耳を傾けることで、来客の心を解きほぐし、さらには、自らも立ち直っていく物語。
しょっぱなの不思議話「曼珠沙華」に、私、不覚にも涙してしまいました。
決してお涙頂戴の話ではありませんが、人間の弱さや愚かさが優しく描かれていて、胸打たれます。
出てくる人がみんないい人なんだよねー。
この時代の人は、みんな、こんなに粋だったり、情に厚かったりするのかしらん。
また、おちかの叔母(伊兵衛の妻)お民の言葉に、人にはそれぞれ想いがあり、その人なりの物事の見方がある、と改めて気づかされます。
鱗文には女の厄除けの意味がある、とか着物の小ネタもあったりして、私は着物のことに疎いので、読んでいても想像するのが難しかったんですが、お好きな方には、なかなかツボなんじゃないでしょうか。

続編『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』も、ぜひ読みたいところですが、図書館の予約件数は、なんと、66・・・
当分どころか、到底借りられません・・・(^^;ゞ

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【2010/10/04 12:43 】 | 本だな SF、ファンタジー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想『恋ヶ淵 百夜迷宮』
恋ヶ淵 百夜迷宮 (角川ビーンズ文庫)恋ヶ淵 百夜迷宮 (角川ビーンズ文庫)
(2002/09)
たつみや 章

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札差(いわゆる金融業)伊勢倉屋の手代 竹二は、店を辞める老番頭 蔦蔵に代わって、若旦那 松太郎のお目付役となる。
とかく不思議な行動の多い若旦那は、気の病と噂されていたが、本人曰くは、憑かれやすい質なのだ、と。黒猫の梅吉は猫又(猫の妖怪のこと)だとも。
物の怪の類を信じてはいない竹二は、からかわれているのかとも思いつつ、それでもお役目を精一杯努めようとする。
そんな折、鯉ヶ淵で旗本が溺死するという事件が起こり、なじみの蕎麦屋 幸助が下手人として捉えられる。
松太郎と竹二は、幸助の濡れ衣をはらそうとするのだが・・・


rei★azumiさんからお借りした本です。

いや~、大変おもしろかったです!
似たような設定で『しゃばけ』シリーズがありますが、設定としては好みなのに、どうも『しゃばけ』シリーズが苦手な私にとっては、こっちの方が断然おもしろい!!
物の怪が見えて取り憑かれやすい松太郎、物の怪は見えないけれど払う力は強い竹二、気まぐれだけどつかず離れず松太郎を守ってきた猫又の梅吉(普段はお侍の梅沢)。
この三人のやりとりや関係がとてもよいんです。
松太郎が竹二の払う力を知って、目をキラキラさせるとこは、漫画チックで思わず笑っちゃうし、見える松太郎と見えない竹二のかみ合ってるようであってないやりとりも面白いし、“義経”に例えられた竹二に、松太郎が凶を吉に転じる言葉をかけるとこや、竹二が松太郎のことを本当に理解するシーンや、結局はあちら側と思ってた梅吉がそうじゃないんだとわかるシーンなんかは、じーんと来ます。
それだけに、松太郎、竹二、梅吉の松竹梅トリオが活躍するお話が、これ1本だけだなんて、もったいない!
松太郎若旦那には何やら秘めた過去がありそうだし、シリーズ化を念頭に書かれた節もあるのになぁ・・・続きを書いてくれないかしら、たつみやさん。

江戸情緒にもあふれているので、時代小説としても楽しめると思います。
『しゃばけ』シリーズがお好きな方は、こちらもぜひ一読を。



余談ですが・・・

久々にグリムスにお客さんが来てくれました。

グリムス ミーアキャット

ミーアキャット?
“砂漠化”がキーワードだったようですね。


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【2010/08/05 16:03 】 | 本だな SF、ファンタジー | コメント(8) | トラックバック(0) | page top↑
読書感想 『家守綺譚』
家守綺譚 (新潮文庫)家守綺譚 (新潮文庫)
(2006/09)
梨木 香歩

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rei★azumi さん が紹介されていた本が、タイトル、ストーリー共に、モロ私の好みで興味を覚えたところ、文庫落ちしている、とのことだったので、早速、書店で購入、耽読しました。
文庫のこの装画も実に好みで、大満足の買い物となりました。

亡くなった親友・高堂の実家の家守をすることになった「私」は、その家で、亡友、庭の木々や生物たちと不思議な交流をする・・・



今市子さんの漫画『百鬼夜行抄』にも通ずる不思議――というか、怪異に満ちた物語。
しかし、それがおどろおどろしく恐ろしいわけではなく、淡々かつ飄々と「私」が受け入れるせいで、時にコミカルで、時にもの悲しく、また、心優しく胸を打つのです。

私にとって、久々のヒット本でした。
reiさん、ありがとう~~♪


以下、ちょっとネタバレな感想です。
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【2010/06/10 10:19 】 | 本だな SF、ファンタジー | コメント(2) | トラックバック(1) | page top↑
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