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ようこそようこそ!鳥取よりお送りする徒然日記
松竹大歌舞伎
2013年08月05日 (月) | 編集 |
備忘録です。

去る7月24日(水)、とりぎん文化会館で「松竹大歌舞伎」を鑑賞しました。
歌舞伎って巡業してるんですねぇ、知りませんでした!
歌舞伎座でしか見られないと思ってたのに、鳥取で歌舞伎が見られると知って、こんな機会はまたとない!と、チケットを購入。
前売り券は1人6,000円也。コレは、歌舞伎座なんかで見るコトを思えば安いんでしょうね(^_^;)

松竹大歌舞伎


今回の巡業公演は、中村歌昇の三代目中村又五郎襲名と中村種太郎の四代目中村歌昇襲名披露です。
でも、私の鑑賞動機が、一度歌舞伎を見てみたい!という興味本位なもんなので、中村歌昇、中村種太郎と言われても、誰ですか?状態で、唯一わかるのは、中村吉右衛門さんだけ、という…(^_^;ゞ

そんな全くの歌舞伎初心者が見てもわかるだろうか?という一抹の不安を感じながらの鑑賞でしたが、何を言ってるかわからない、とかいうことも全くなく(おそらく、わかりやすい演目を選んでいるのでしょうね)、生で見る歌舞伎は、衣装の豪華さに目を奪われるわ、迫力満点だわ、それはそれは感動モノでした。

演目は、『番町皿屋敷』一幕二場、襲名披露の口上、『連獅子』。

私、『番町皿屋敷』というと、お菊さんの「いちま~い、にま~い」の恨み節しか知らなくて、夏らしく怪談の演目なのかな~なんて思っていたら(^▽^;)
青山播磨が、自分の心を疑い、自分を試そうとしたお菊を許せなくて手討ちにした……という悲しい恋物語だったとは。
(後でプログラムを読んだら、『番町皿屋敷』は、『播州皿屋敷』を元に岡本綺堂が創作したものだそうで。皿屋敷伝説っていうのは、各地にあるそうです。そういえば、姫路城にもお菊の井戸っちゅーのがあったような……)
前半は血気盛ん、最後は傷心の播磨を、吉右衛門さんが若々しく演じていらっしゃいました。
決めのシーンでもあるんですが、お菊を手討ちにした後の後姿が印象的で。桜の花びらがはらはらっと2,3枚舞ったりしてね、何て美しいシーンなんだ、と。

襲名披露の口上は、あぁ、皆さん、親戚なんだね、と思わず笑みがこぼれる口上で、何か楽しかったです。

『連獅子』は、今回襲名した又五郎、歌昇による親子獅子。
あの髪を振り回す(“毛振り”というそうで)前に、二人の僧によるコミカルな前フリがあって、「こんな楽しい演目だったのか~」と笑い、クライマックスでは、若さあふれる毛振りに、思わず「すげぇ~」と感嘆(笑)
おとーさんはさすがに疲れていらっしゃったようですが、息子の方は、これでもか!っちゅーくらい振り回してまして。
よく目が回らないものだ。さすが。


てなわけで、初めての歌舞伎観賞は、敷居が高いと思っていた歌舞伎を身近に感じられて、歌舞伎って面白いなぁ!機会があったらまた見てみたいなぁ!と素直に感動しました。
やはり、世界に誇る日本文化だなぁ、と感じます。

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